メールの真偽を電子署名で判断、RSAセキュリティがフィッシング対策ソリューション

RSAセキュリティは、フィッシング詐欺被害を防止するための「RSA BSAFEフィッシング対策ソリューション」を発表した。

» 2005年09月15日 16時25分 公開
[ITmedia]

 RSAセキュリティは9月15日、フィッシング詐欺被害を防止するための「RSA BSAFEフィッシング対策ソリューション」を発表した。

 S/MIMEを活用して企業が送信する電子メールに電子署名を付与することで、送信先の身元を明らかにし、受信者が署名から正規のものと判断できるようにするもの。S/MIMEは、メール本文を暗号化しデジタル署名を付ける電子メールのセキュリティ標準。

 同ソリューションは、S/MIME機能と電子証明書管理機能を開発・実装するための暗号化ツールキット「RSA BSAFE Cert-C/J」、開発を支援するRSAプロフェッショナル・サービス、RSAセキュアメール証明書――で構成される。

 同社によると、現在使用しているメール配信ソフトにS/MIME対応機能を追加できるのが特徴。多くのメールソフトがS/MIMEをサポートしているため、受信者側は新たにソフトウェアをインストールするなどの操作を行う必要はなく利用できるメリットもあるという。

 フィッシング詐欺は、金融機関やポータルサイトなどに詐称したメールを使って偽のサイトへ誘導して、暗証番号などを入力させる。メールの真偽を受信者が判断できれば、水際で食い止めることができる。

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