特集
» 2005年10月03日 07時00分 公開

IT活用で生まれ変わる中小企業:中堅中小企業、情報化のすすめかた (1/2)

IT導入による情報化を実施する際、何から始めれば良いのか分からないという経営者も多いだろう。実際に情報化を実施する際に気を付けるべき点や、情報化を実施したものの失敗となった例など他社の情報を参考に出来る部分は多々ある。

[SOFTBANK Creative]

 長引く不況下でビジネスを展開する企業において、戦略的にITを導入・活用することにより、売上げ増加、生産性・業務効率の向上、製品・サービスの革新、販売チャネルの多様化、新規事業分野の進出などの競争優位を生み出すことは、経営革新上の最重要課題となっている。

 これは、中堅中小企業においても例外ではない。しかし、多くの中堅中小企業は、企業戦略と具体的なIT投資がうまく結びつかず、大企業との情報格差が拡大し、ビジネス機会を逃していると言った声も聞こえてくる。これを解決するために、やるべきことは何だろうか。

中小企業支援機関をうまく利用することが重要

 各都道府県の中小企業支援機関では、中小企業の情報化に寄与するため、パソコン関連や社内ネットワーク関連について実際にパソコンに触れて学ぶ『IT講習会』やIT導入事例企業による講演、ITに関する最新の情報等を提供する『情報化セミナー』など、年間を通じて、講演会事業を行っている。

 支援機関関係者によると、「実際にセミナーを運営していて気付くのは、セミナーに積極的に参加したりして情報化への関心が高い企業と、全く関心が無い企業の差が大きくなっている。また、関心の高い企業の中でも、(IT化を)『どこまでやるか』『なんのためにやるか』が定まっていないため、実際の導入に二の足を踏んでいたり、計画的にIT導入を行えない企業も多く存在する」という。

 中堅中小企業のIT導入に関する障壁は、意欲の有無、知識の有無、あるいは、経営資源の有無などさまざまのようだ。もちろん、PC導入を始め、インターネット・電子メール環境の整備、オフィスソフト程度のアプリケーションは、大半の企業で導入済みである。しかし、「そこから先に進めない。分からない」といった中小企業経営者が多く存在する。それを解決するための第一歩として、中小企業支援機関などが主催するセミナー、イベントに足を運び、さまざまな情報・事例を得ることが重要だ。

出来ることから少しずつ

 「IT導入による情報化を検討している企業経営者は非常に多い。しかし、情報システムを導入したとして、業務に活かす自信がないという意見がある」(支援機関関係者)。こういった問題の根底にあるのは『目的・目標』のあいまいさである。

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