日本ビジネスオブジェクツ、BIの最新版BusinessObjects XI Release 2を発表

ビジネスインテリジェンスベンダーの日本ビジネスオブジェクツは10月4日、新製品「BusinessObjects XI Release 2」 を世界で同時発表した。

» 2005年10月05日 21時13分 公開
[ITmedia]

 ビジネスインテリジェンス(BI)ベンダーの日本ビジネスオブジェクツは10月4日、新製品「BusinessObjects XI Release 2」 を世界で同時発表した。「BusinessObjects XI」の最新版となる新製品は、顧客先に単一の標準BIプラットフォームを提供する点を強化している。提供は第4四半期からの予定。

 ジョン・シュワルツCEOは、「すべての企業の全ユーザーがビジネス情報を入手できるようにする革新的な新しいソリューション」と説明している。

 日本市場での取り組みについて同社は、2005年度第一四半期に BusinessObjects XIの出荷を開始し、2005 年上半期は BIツール市場全体で27.3%のシェアを獲得(富士キメラ総研調べ)としてアピール。さらに、今回のBusinessObjects XI Release 2により、今後は既存顧客からのバージョン移行も含め、さらなる市場拡大を見込んでいるという。

 新機能の「Intelligent Question」では、従業員がBIシステムに順応するのではなく、単純なビジネス用語の質問を作成し実行すると、必要な情報がわかりやすい形で入手できるようになるという。たとえば、営業部長の「前四半期からの上位5位に入る企業の中で、私の顧客はどの企業か」といった質問から、「過去12か月間、私の担当地域で純売上高が上位5位の顧客はどの企業か」といった詳細に掘り下げた質問まで口語形式で問うことができることも特徴になっている。

 また、クエリ機能も強化された。多様なソースからのデータの同期をとることから、ソースをまたがるクエリと分析を簡単に実行できるとしている。

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