MSの企業向けセキュリティサービス、年内にβリリース

Microsoftは企業向けのセキュリティサービス「Client Protection」と、ウイルス/スパム対策ソフト「Antigen」を発表した。

» 2005年10月07日 07時59分 公開
[ITmedia]

 Microsoftのスティーブ・バルマーCEOは10月6日、独ミュンヘンで同社のセキュリティ戦略に関する説明を行い、その一環として企業向けの新セキュリティサービス「Client Protection」と、メッセージング/コラボレーションサーバ用ウイルス/スパム対策ソフト「Antigen」を発表した。

 Client Protectionは年内に一部顧客向けに初期βをリリースする計画。ウイルスなど従来型の攻撃と、スパイウェアやルートキットといった新興の脅威に対して統合型の防御措置を提供し、企業のPCやファイルサーバ保護を支援する。

 導入時間の削減を図るため、Active Directoryなど既存のITインフラおよび既存のソフト配布システムにClient Protectionを組み込む。管理コンソールも統合してIT担当者が自社の環境をコントロールできるようにする。料金とライセンス条件は後日発表予定。

 同社セキュリティ技術部門副社長マイク・ナッシュ氏は「企業顧客からは、単一のソリューションでウイルス、スパイウェアなどのマルウェアから身を守れるようにしてほしいという要望が寄せられている。Microsoft Client Protectionは、効果実証済みの保護技術と統合管理、リポーティング機能を組み合わせた単一のソリューションでこのニーズに応える」と説明している。

 AntigenはSybari Softwareの買収で取得した技術をベースとしたセキュリティソフト。来年上半期にAntigen for Exchangeの顧客向けβリリースが予定されている。

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