ネットマークス、SIPベースの中規模コンタクトセンターシステムを販売

ネットマークスは、ジェネシス・ジャパンのSIPコミュニケーションサーバを活用した中規模コンタクトセンターのシステム構築、販売を開始する。

» 2005年10月07日 20時58分 公開
[ITmedia]

 ネットマークスは10月7日、ジェネシス・ジャパンのSIPコミュニケーションサーバ(SIP-CS)を中心とした中規模コンタクトセンターシステムの設計と構築、販売を開始することを発表した。

 ネットマークスがターゲットとするのは、日本国内で約75%を占めるという座席規模100席未満の中規模コンタクトセンター。従来型のPBXに代えてSIP対応のコミュニケーションサーバを中心にシステムを構築することで、低コストで柔軟性のあるコンタクトセンターを実現できるという。

 システムはジェネシス・ジャパンのSIP-CSを中心に、ゲートウェイとしてnet.comの「SHOUTip」を利用。IP電話端末にはサクサ、シスコシステムなどが提供するSIP対応の固定電話機を利用できるほか、他のSIP対応アプリケーションとの連携、統合が可能だ。これらは、ネットマークスによる相互接続性確認/評価検証を行ったうえで提供される。

 システムは状況に応じて、最大1000席規模まで拡張が可能だ。将来的にはシンクライアント対応アプリケーションの開発なども予定しているといい、在宅オペレータによる「バーチャルコールセンター」の運営も可能になるという。

 ネットマークスではこうした組み合わせにより、従来のシステムに比べ約3分の2のコストでコンタクトセンターを実現できるほか、情報をサーバ側に集約することでセキュリティの向上も期待できるとし、年度内に10億円の売り上げを見込んでいる。

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