Microsoft、仮想化対応の新ライセンスポリシー発表

Microsoftは、仮装マシン環境でWindows Server Systemシリーズ製品を使う場合のライセンスを簡素化する新しいライセンスポリシーを発表した。

» 2005年10月11日 08時31分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは10月10日、コンピュータ仮想化に対応した新しいライセンスポリシーを発表した。顧客による仮想化技術採用を支援し、自律型ダイナミックシステムのメリットを理解してもらう狙い。

 新しいライセンスポリシーは12月1日からボリュームライセンスを通じて導入予定。仮装マシン環境でWindows Server Systemシリーズ製品を使う場合のライセンスを簡素化し、コスト効率を高めて柔軟性強化を図ると説明している。

 今後登場予定のWindows Server 2003 R2 Enterprise Editionのライセンスでは、追加料金無料でサーバ1台当たり最大4件の仮想インスタンスを実行できるようにする。また、コードネーム「Longhorn」と呼ばれるWindows Server Datacenter Editionのライセンスでは、サーバ1台当たりの仮想インスタンスを無制限とする。

 MicrosoftはVirtual Hard Disk(VHD)フォーマットを特許料無料でライセンスする計画も併せて発表。Akimbi Systems、BMC Softwareなどのソフトベンダー各社がVirtual Server 2005 R2に対応またはVHDフォーマットをサポートした製品の開発計画を表明した。ハードメーカーもAMD、Dell、富士通、HP、日立、IBM、Intel、NEC、Unisysの各社が、顧客の仮想化ソリューション導入支援に向けてMicrosoft支持を打ち出している。

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