OSDL、Linux携帯の作業部会新設

Linux推進団体のOSDLは携帯端末プラットフォームに的を絞った作業部会MLIを新設した。MontaVista Software、Motorola、PalmSourceなどが参加している。

» 2005年10月18日 08時17分 公開
[ITmedia]

 Linux推進団体のOpen Source Development Labs(OSDL)は10月17日、携帯端末向けLinuxに的を絞った作業部会「Mobile Linux Initiative」(MLI)の新設を発表した。

 新作業部会設置は、Linuxをベースとした携帯プラットフォームの世界的ニーズ拡大に応えたものだとOSDLは説明。携帯電話市場が拡大を続ける中、Linuxは携帯電話の高機能化、柔軟性強化、製品化までの時間短縮、コスト削減を実現できる戦略的プラットフォームとしてメーカーの注目が集まっていると解説している。

 MLIにはMontaVista Software、Motorola、PalmSource、Trolltech、Wind Riverが参加。OSの技術的課題に取り組むほか、Linuxベース携帯向けアプリケーションの開発促進、要求定義文書提供、補完的なオープンソースプロジェクト推進に当たる。

 OSDLではこれまでに、通信ネットワークインフラへのLinux普及を目指すCarrier Grade Linux作業部会を設置済み。MLIもこれと同様の形で、メーカー、ネットワーク運営者、デベロッパーによるフォーラムとして運営する。

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