Sun、C/C++およびFortranの開発環境「Sun Studio 11」も無償化

JavaOne Tokyo 2005でJava Studio Enterprise 8の無償化を発表したSunが、今度はC、C++、およびFortranの開発環境である「Sun Studio 11」も無償化した。アプリ開発のコスト的障壁を引き下げるのが狙い。(IDG)

» 2005年11月17日 10時49分 公開
[IDG Japan]
IDG

 Sun Microsystemsは11月16日、新しいSun Studioツールを無償化し、マルチコアプロセッサに最適化したアプリケーションの開発もサポートする。

 「Sun Studio 11」は、SPARC版、x86版、x64版のSolaris、あるいはLinuxで動作するC、C++、およびFortranのアプリケーションを開発するツール。マルチコア、マルチスレッドアプリケーションの開発を可能としており、「Niagara」のコードネームで呼ばれた新しいUltraSPARC T1をサポートする。

 これまでSun Studioは開発者当たり約3000ドルで販売されてきたが、Sunはハードウェアの販売を促進すべく、同ツールを活用しようとしている。

 「より多くのデベロッパーらが、われわれの素晴らしい新ハードウェア上でアプリケーションを書けるよう、(コストの)障壁を引き下げたいと考えている」と話すのは、Sunでデベロッパーツールを担当するダン・ロバーツ ディレクター。

 現在入手可能な同ツールはまた、Java Enterprise SystemミドルウェアやSolarisにも付属するという。

 Sunによれば、Sun Studio 11コンパイラは、32ビットと64ビットのアプリケーションをマルチコアおよびマルチスレッドシステムに最適化し、最高のパフォーマンスを叩き出すという。

 Sunは先週のJavaOne Tokyo 2005において、「Sun Java Studio Enterprise 8」の無償化を発表したばかりだ。

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