SiliconLIVE!がコンテンツ時代の注目ソリューションに──日本SGIが発表

日本SGIは、コンテンツビジネスの拡大を目指し、CLMソリューションの新体系「SiliconLIVE!」を発表した。同領域に対する同社のこれまでの取り組みと併せて紹介しよう。

» 2005年11月30日 16時39分 公開
[ITmedia]

 日本SGIは11月30日、コンテンツビジネスの大幅な拡大を目指し、CLM(Content Lifecycle Management)ソリューションの新体系「SiliconLIVE!」を発表した。

 SiliconLIVE!は、デジタルアセットマネージメント(DAM)エンジンである「SiliconLIVE!Core」を中核に、各分野の先進技術や製品、ソリューションを持つ企業と提携することで、デジタルコンテンツの制作、編集からコンテンツ管理、著作権保護、コンテンツの配布、公開までの工程をカバーしようとするデジタルコンテンツの総合的なソリューション。

 同ソリューションに関連する布石は以前から打たれていた。古くは、エンターテインメントの業界向けのデジタルコンテンツに関する事業をおこなうシリコンスタジオを設立(2000年1月)したほか、2001年11月には、ブロードバンドに特化したシステムインテグレーターとしてメディア・クルーズ・ソリューションを設立している。

 その後、アドビシステムズとコンテンツ統合管理システムで協業し、「Adobe LiveCycle Policy Server日本語版」のコンサルティングを提供しているほか、マクロメディアとも、Macromedia Flash Player 8に対応した業務用エンコーダ製品「On2 Flix」シリーズの販売や双方向Webコミュニケーションプラットフォーム「Macromedia Breeze」関連のソリューションで協業している(関連記事参照)

 また、黒澤明デジタル・アーカイブで技術提携しているリミックスポイントのほか、エム・ピー・テクノロジーズ、イーブック・システムズといった企業には出資も行っている。

 そして、SiliconLIVE!の発表と同日には、カナダのコンテント・インタフェース・コーポレーションと出資を含めた戦略的提携を発表した(関連記事)

 同社では、先進技術を持つ企業と出資を含めた提携をグローバルに展開しつつ、デジタルコンテンツの生成、アーカイブ、配信、エンドユーザーの利用する表示機能まで、コンテンツを総合的に支援するソリューション群を幅広く提供していく予定。

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