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» 2005年12月06日 14時38分 公開

RFIDで鳥インフルエンザ対策?

鳥インフルエンザ対策として、体温の変化を警告するバイオサーマルRFIDチップをニワトリに埋め込むようDigital Angelは提案している。(IDG)

[IDG Japan]
IDG

 動物向け埋め込みマイクロチップ最大手Digital Angelは、鳥インフルエンザの早期警報システムとして、全世界の250億羽からサンプル抽出したニワトリにバイオサーマルRFIDチップを使用することを提案している。

 鳥インフルエンザは今のところ、くちばしの変色、くしゃみ、下痢、突然死などの視覚的な手段でしか見分けられない。しかしバイオサーマルチップとRFIDリーダーを使えば、養鶏農家は群れの体温が上昇したときに通知を受けられる。

 Digital Angelのケビン・マクグラス氏によると、1羽のニワトリの体温が上昇しても、それは鳥インフルエンザのせいではないかもしれないが、サンプル抽出してタグを付けた多数のニワトリの体温が上昇したら、それは問題の表れかもしれない。

 「サンプルの20〜30羽が通常よりも体温が高いと分かったら、感染の可能性があるという兆候だ。それらのニワトリが死にかけるまで待っていたら遅すぎる」(同氏)

 マクグラス氏は、250羽ごとに1羽タグを付けることを提案している。

 Digital Angelは、バイオサーマルチップに関心を示しているアジアの医療関係官庁と交渉を進めている。

 このバイオサーマルチップは長さ約10ミリで鳥の胸部分に埋め込む。現在Digital AngelのRFIDチップは、毎年およそ300万匹の猫や犬に取り付けられている。

 同社はまた、VeraChipという名前で人間用のタグも設計している。これらは主に医療用に利用され、一部ではセキュリティ目的でも使われている。

 マクグラス氏は、米軍が兵士の認識票の代わりにバイオサーマルチップを使うという提案を受け入れたことも明らかにした。兵士がこのチップを装備し、GPSスキャナをベルトに取り付ければ、司令官は戦場で各兵士の位置と健康状態を把握できる。

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