日本テレコム、Ethernet over TCP/IP用いた拠点間VPNサービスを提供へ

日本テレコムは2006年3月より、Ethernet over TCP/IP技術を用いて広帯域な拠点間VPNを実現するブロードバンドVPNサービス「ULTINA Managed-Ether」の試験提供を開始する。

» 2005年12月13日 17時17分 公開
[ITmedia]

 日本テレコムは12月13日、Ethernet over TCP/IP技術を用いて広帯域な拠点間VPNを実現するブロードバンドVPNサービス「ULTINA Managed-Ether」を発表した。

 ULTINA Managed-Etherでは、日本テレコムの独自網のみを利用し、Ethernet over TCP/IPを用いて閉域制の高いブロードバンドVPNを実現する。網内のアクセスポイントでフィルタリングを行うことにより外部からの不正アクセスやDoS攻撃を防ぐほか、ニーズに応じてSSL暗号化を組み合わせることも可能だ。

 足回りのアクセス回線には、同社の「ULTINAインターネット イーサネットアクセス」「同ブロードバンドイーサアクセス」「同ブロードバンドアクセス」といったブロードバンド接続を利用できる。日本テレコムのインターネット接続サービスで提供する回線終端装置にソフトウェアを搭載してVPNを実現するため、専用機器を設置することなく広帯域な拠点間VPNを実現できる点が特徴。

 ULTINA Managed Etherの基本料金は月額3000円で、初期導入費用が2万円。2006年3月より試験提供を開始する。

 日本テレコムは同時に、これまで提供してきた広域イーサネットサービス「Wide-Ether」の機能を強化し、「ULTINA Wide Ethernet」として2006年3月より提供することも発表した。VPLS技術の採用により、網内の完全冗長化を実現し、品質と信頼性を高めた点が特徴になるという。

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