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» 2005年12月20日 16時49分 公開

中堅は富士通、中小は大塚商会がトップ――2005年中堅・中小企業向けERP市場

ノークリサーチは、「2005年 中堅・中小企業向けERP実態調査」の結果を発表した。シェア1位、2位は昨年と変わらず富士通、大塚商会となり、下位は混戦模様となっている。

[ITmedia]

 ノークリサーチは12月20日、「2005年 中堅・中小企業向けERP実態調査」の結果を発表した。これによると、景気回復による投資意欲の増加やオフコンからのリプレース需要が市場を牽引し、2004年度は601億円と前年比20.2%の高い伸びを記録した。2005年度も676億円の見込みとなるなど、中堅・中小企業市場の伸びが大きい。

 中堅・中小企業向けのERPのトップシェアは、昨年に引き続き全国の販売網を生かした富士通の「GLOVIA-C」で16.7%。次いで、大塚商会の「SMILE α AD」(13.8%)、住商情報システムの「ProActive」(9.7%)の順。外資系ベンダーのSAP、日本オラクルは、「日本式のチャネル販売と商習慣の壁に難儀して」明確な実績を上げていないという。

中堅・中小企業向けERPベンダーシェア 中堅・中小企業向けERPベンダーシェア(2004年度)

 年商50億円未満の中小企業では、大塚商会の「SMILE α AD」が39.2%とほかのベンダーを圧倒しており、ミクロ情報サービスが17.3%、OBCの「奉行新ERP」が14.7%と続いている。「ERPに限らず複合機も一緒に提案するなど、大塚商会流の強力な営業力を生かした複合的な提案が強み」になっていると分析している。

 一方、年商50億円から100億円の中堅企業市場では、富士通の「GLOVIA-C」が25.4%で全体の4分の1を占める。GLOVIA-Cは年商100億円から300億円の市場でも25.5%とトップシェアを獲得しており、中堅企業市場で確固たる地位を築いている。ノークリサーチでは「全国へ広がっているチャネル網に加え、自社のオフコンユーザーのリプレース推進が結果に現れている」としている。

 年商300億円から500億円の市場では、住商情報システムの「ProActive」が21.3%でトップシェアだった。

 同調査は、2005年9月〜12月にERPベンダー35社に対し直接面接調査を行ったもの。

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