CipherTrust、送信者評価システムを活用した監視サービス

米CipherTrustは、送信者評価システムを活用して社内に存在するゾンビPCやフィッシング詐欺の活動を監視し、警告する「CipherTrust RADAR」サービスを提供する。

» 2006年02月08日 21時42分 公開
[ITmedia]

 米CipherTrustは2月8日、送信者のレピュテーション(評判)評価システムを活用して社内に存在するゾンビPCやフィッシング詐欺の活動を監視し、ユーザーに警告する「CipherTrust RADAR」サービスを発表した。Webベースのサービスとして提供される。

 同社では、電子メールセキュリティアプライアンス「CipherTrust IronMail」のほか、世界中のさまざまなソースから収集した情報を元に、送信者評価データベースを作成している。CipherTrust RADARサービスは、これを参照しながら社内ネットワークをリアルタイムに監視し、疑わしい活動があればユーザーにリアルタイムで警告する。

 具体的には、企業の名前をかたったフィッシング詐欺が発生しそうな場合に、それを特定し、リアルタイムに警告する。また、社内のIPアドレスやドメインを監視して、企業内部から送信されるメッセージをチェックし、ボットなどに乗っ取られたゾンビPCからの攻撃やポリシーに反する動作を検出、警告する。

 同社はCipherTrust RADARサービスにより、オンライン犯罪活動の全体像を把握し、関連する情報を告知することにより、フィッシング攻撃などを阻止できるとしている。

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