住商情報システム、仮想デスクトップ機能を備えたSSL-VPNアプライアンス

住商情報システムは、米AEP NetworksのSSL-VPNアプライアンス「AEP SGA-T」および「A-Gate SGA/NSP」のファームウェアをバージョンアップすると発表した。2月15日から出荷する。

» 2006年02月13日 14時29分 公開
[ITmedia]

 住商情報システムは2月13日、米AEP NetworksのSSL-VPNアプライアンス「AEP SGA-T」および「A-Gate SGA/NSP」のファームウェアをバージョンアップすると発表した。端末を特定したセキュアなリモートアクセスを可能にするクライアント端末特定機能(CMID)のほか、仮想デスクトップ機能などが新たに追加される。

 新版の5.2.2で加わったCMIDは、A-Gateが提供するJavaアプレットがクライアント端末特有の情報を収集、ユーザーログインの際にこの情報利用することで、クライアント端末を特定したアクセス許可を与えることができる。A-Gateが収集するのは、PCのMACアドレス/CPUのクロック数/メモリーサイズ/HDDの容量/Windowsのバージョンなどという。

 また、SSL-VPN接続時にJavaアプレットによる仮想デスクトップを生成し、その上で作業することで、終了時にクライアントPC上にSSL-VPN通信の痕跡を残さない「Secure Desktop機能」や、ウイルス対策ソフトのバージョンなどを判断し、ポリシーに合致しないPCからの接続を拒否する検疫ネットワークの「Hosts Integrity機能」も備えた。そのほか、「Citrix Presentation Server」の公開アプリケーションをA-Gateのポータル画面に表示できるなど、シトリックス製品との連携も強化した。

 価格は、「AEP SGA-T(CI機能付属版)」が71万4000円、「AEP A-Gate SGA-25/SGA-50/NSP」がそれぞれ134万4000円、186万9000円、344万4000円となっている。2月15日から出荷する。

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