CSC、CD-ROMやUSBからブートするシンクライアントシステム

クリエイティブソリューションは、CD-ROMやUSBからブートさせることにより既存のPCを活用できるシンクライアントシステム「e2SC」を3月より販売する。

» 2006年02月28日 20時16分 公開
[ITmedia]

 クリエイティブソリューション(CSC)は、CD-ROMやUSBからブートさせることにより既存のPCをシンクライアントとして活用できる「eco&easy Secure Client Solution」(e2SC)をIPテレコムと開発し、3月より販売を開始する。

 重要なデータをPC端末に持たせずにサーバ側で一括して保存、管理するシンクライアントの仕組みは、情報漏えい対策の観点だけでなく、運用コストの削減といった観点からも注目を集めている。e2SCもそうしたシンクライアントシステムの一種で、LinuxをベースにIPテレコムが開発した「Nature's Linux for e2SC」と、シトリックス・システムズの「Citrix Presentaiton Server」を組み合わせてシンクライアント環境を実現する。

 特徴は、CD-ROMやUSBメモリからブートさせ、内蔵HDDを使用しないよう設定を切り替えることにより、既存のPCをシンクライアント端末として利用できること。これにより、初期導入費用を大幅に抑えることができる。ブート方式には「CD-ROM型」のほか、「CD-ROM+USB型」「USB型」の3種類があり、コストや運用の柔軟性に応じて選択できる。

 CSCでは、e2SCによって社内のPCだけでなく、在宅勤務時のセキュリティも強化できるとし、ソフトウェアに加えコンサルテーションや設計/構築サービスを組み合わせて販売していく。ソフトウェアの価格は、CD-ROM型が1ユーザー当たり1万3800円からで、同社はサービスも合わせ初年度6億5000万円の売り上げを見込んでいる。

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