弥生はスタンダード、プロフェッショナルに続く、同社の最上位製品である「NE」シリーズに、「弥生販売 NE 06」を新たに投入すると発表した。
弥生は3月7日に記者発表会を行い、スタンダード、プロフェッショナルに続く、同社の最上位製品である「NE」シリーズにおいて、弥生会計に加えて「弥生販売 NE 06」を新たに投入すると発表した。同社は今後、クライアント/サーバ型製品であるNEシリーズに給与版も加えることも明らかにしており、従来よりも規模の大きい中規模企業に同社が確実にアプローチしていることをアピールした。
平松庚三社長は「2006年度の本数ベースのシェアは40%(前年度は38%)、金額ベースでは58%(同56%)と予想している」と話し、ライブドア事件の影響をそれほど受けずに、弥生のビジネスが堅調さを維持していることをアピールした。
この日発表された弥生販売 NEは販売管理と仕入在庫管理機能をパッケージ化したもの。「簡単、やさしい」というコンセプトを残したまま、最大20クライアントによる複数拠点での同時利用や複数倉庫別の在庫管理が可能になることなどが特徴だ。また、入金の消し込み機能や、売上伝票からの都度請求などの機能なども新たに追加された。
一方、インフラ面も強化された。具体的には、Microsoft SQL Server 2000とCitrix Presentation Server 4.0対応、データ連携用のインタフェースなどが提供される。
また、マーケティングも強化する。Microsoft、Citrixというソフトウェアベンダー2企業とともに、ハードウェアベンダーでは富士通の「TRIOLE」テンプレートに弥生会計NEを対応させる。
弥生販売 NE 06の価格は、SQL Serverのライセンス込みのバージョンが5ライセンスで99万7500円、SQL Serverなしのバージョンは84万円となっている。20ライセンスのバージョンは同241万5000円、同210万円となっている。
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