NTT西日本は3月8日、同社社員の自宅PCがウイルスに感染し、237件の顧客情報を含む業務関連ファイルが、P2Pファイル共有ソフト「Winny」のネットワーク上に流出していたことを明らかにした。
流出したのは、NTT西日本124ユーザー(個人が106件、法人18件)およびNTT東日本113ユーザー(個人が58件、法人55件)分の顧客情報。氏名もしくは会社名のほか、住所、電話番号、メールアドレスなどが含まれていた。さらに、NTTグループ社員約2000名分の個人情報も流出したという。
NTT東西ではかねてより、業務関連情報の社外への持ち出しを禁止していたという。両社は今回の事件を踏まえ、再度、業務情報の持ち出し禁止を徹底するとともに、全社員を対象に、自宅PCに業務関連情報が保存されていないかの一斉点検を実施するという。
これに先立つ2月24日には、NTT東日本の業務委託先社員のPCが同様にウイルスに感染し、Winnyネットワークに顧客情報が流出していた(関連記事)
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