富山市の病院で、職員の私物PCがウイルスに感染し、手術室使用履歴などを含む患者の個人情報、2873件がWinnyに流出していた。
富山市の長谷川病院は3月8日、職員の私物PCがウイルスに感染し、手術室使用履歴などを含む患者の個人情報、2873件がP2Pファイル共有ソフトのWinnyネットワークに流出したことを明らかにした。
流出したのは、1997年9月から2004年12月に手術を受けた患者2873件の氏名、性別、年齢、生年月日および手術術式などを記したExcelファイル。住所や電話番号、病名は記入されていないという。
原因は、職員が業務整理などに利用していた私物PCがウイルスに感染したため。長谷川病院では、診療情報を電子化した2005年以降、患者情報の院外持ち出しを許可登録制とするほか、私物PCの院内持ち込み禁止、Winnyの使用禁止といった措置を取ってきた。しかし職員のPCがウイルスに感染したのはその前の2004年12月だった。
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