ファイル復号時にWinnyを検索する暗号化ソフト、メール転送による漏えい防止

イーディーコントライブは、Winnyによる情報漏えいを防ぐ暗号化ソフトウェア「Safety Disclosure Find Winny」の提供を開始した。暗号化データの復号時にPC内にWinnyが存在する場合、復号を停止することができる。

» 2006年03月22日 09時37分 公開
[ITmedia]

 イーディーコントライブは3月22日、ファイル共有ソフトによる情報漏えいを防ぐ暗号化ソフトウェア「Safety Disclosure Find Winny」の販売を開始した。

 社内で管理するPCについて、機密情報を流出させているWinnyなどのP2Pファイル共有ソフトの利用を抑止することは可能だが、データが移送される先のPCをコントロールすることはできない。また、PC内にインストールされたファイル共有ソフトを検出して削除したり利用不可能にしたりするツールの導入においても、業務の作業効率やデータ移送の安全性を確保する必要がある。Safety Disclosure Find Winnyでは、暗号化ファイルの復号時に復号を行うPC内にWinnyが存在すると、ファイルの復号を停止させることができる。

 Safety Disclosure Find Winnyは、ファイルを圧縮して自動復号可能な形式で暗号化する。そして、暗号化したデータがメールなどに添付されて送信されると、送信先でファイル復号化時にPCのHDD内を走査し、ディスク内にWinnyが存在する場合、復号プログラムの起動を停止する。Winnyの入っているPCではデータを復号化できないため、メールなどによる機密データの移送という利用シーンを考慮したWinny対策が可能。

 製品の販売については、受注生産で行われるため別途問い合わせる必要がある。

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