デルは、従来「PowerVault」シリーズとして提供してきたNAS製品を、サーバの「PowerEdge」ブランドに統合する。
デルは4月5日、従来「PowerVault」シリーズとして提供してきたNAS製品のブランドを「PowerEdge」に統合することを発表した。既に幅広い普及と認知を獲得しているPowerEdgeブランドで展開することにより、新規の需要開拓を目指すという。
なお、DAS(ダイレクト・アタッチド・ストレージ)とテープストレージについてはこれまでどおり、PowerVaultブランドで展開していく。
デルは同時に、タワー型のエントリーNAS製品「PowerEdge 830 Storage Server」も発表している。BTOに対応しており、価格は9万5865円から。
PowerEdge 830 Storage Serverは、マイクロソフトのストレージサーバ用OS「Windows Storage Server 2003 R2」を搭載した中堅/中小企業や部門向けのNAS製品。最大4つのSATAディスクを搭載でき、2TBまでディスク容量の拡張が可能だ。デルのサーバ管理ツール「OpenManage」による一元管理が可能なほか、BMC(Base Management Controller)、DRAC4(Dell Remote Access Controller 4)に対応した管理機能を搭載。さらに、オプションの内蔵テープドライブを追加すれば、データ保護の用途にも利用できる。
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