「コンテンツが主役の時代」をより具現化、日本SGIがVizImpressイニシアティブを旗揚げ

日本SGIは、次世代型のコンテンツ表示機能の普及を目的とする「VizImpressイニシアティブ」を旗揚げすることを明らかにした。当初は14社で活動を開始、年内には計50社の参画を目指す。

» 2006年04月12日 17時13分 公開
[ITmedia]

 日本SGIは4月12日、次世代型のコンテンツ表示機能の普及を目指し、「VizImpressイニシアティブ」を旗揚げすることを明らかにした。当初は14社で活動を開始、年内には計50社の参画を目指す。

ビジネス領域 今回参画したベンダー
コアエンジン開発/提供 日本CIC、エヌジーシー
ディスプレイベンダー NECディスプレイソリューションズ、松下ネットソリューションズ、パイオニアマーケティング
システムインテグレーター キヤノンマーケティングジャパン、ニイウス、シャープシステムプロダクト、フォトハイウェイ・ジャパン
タッチパネルメーカ ミナトエレクトロニクス、イーアイティー、アシスト
コンテンツクリエイターおよびホルダー デジタル・ニッチ・アーカイビング(DNA)、オフィスサンサーラ

 同イニシアティブは、日本SGIの対話型リッチコンテンツ統合プレゼンテーション・ソリューション「VizImpress」を中核に、高解像度のコンテンツを活用するビジネスの拡大を目的に設立された。

 現在、ディスプレイ装置市場では、ITを使った電子掲示板システム「Digital Signage」への取り組みが加速しているが、VizImpressはネットワーク上で高精細、高品質のコンテンツをインタラクティブに表示可能であるなど、従来の電子掲示板システムをさらに進化させたソリューションを提供できる可能性を秘めている。

 今回の発表は、次世代型Digital Signage環境の実現に向け、ハードウェア/ソフトウェアベンダーだけでなく、システムインテグレーター、コンテンツホルダー、クリエイターなども融合させる形で、迅速な普及と広範囲な領域のカバーを目的としていると推測される。

 日本SGIは、同イニシアティブへの参画企業に対して技術情報や詳細な情報提供を行うとともに、定期的にワークショップなどを実施していく予定。

 今回の発表に合わせる形で4月13日には「第1回VizImpressビジネス・パートナー・フォーラム」が開催される。第2回の予定として、現時点では、5月23日に開催予定の「日本SGI SiliconLIVE!フォーラム」の中で併設するとしている。

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