MSとSAPの連携ツール「Duet」、6月に出荷開始

Microsoft OfficeからmySAP ERPを直接操作できるようにする連携ツール「Duet」が6月から出荷される。今年下半期には日本語にも対応予定。

» 2006年05月03日 07時33分 公開
[ITmedia]

 独SAPと米Microsoftは5月2日、Microsoft OfficeとmySAP ERPを連携させるための新製品「Duet」を予定通り6月から出荷すると発表した。このプロジェクトは昨年4月に発表され、「Mendocino」のコードネームで共同開発が進められていた。

 DuetではMicrosoft Office環境を使って一部のSAPビジネスプロセスとデータにアクセスできる。予算管理、スケジュール管理、休暇届、組織管理などの機能が提供され、例えばOutlookの予定表に入力したスケジュールを自動的にmySAP ERPと同期することが可能になる。

 今年下半期にはDuet向けのバリューパック2種類をリリースし、日本語にも対応予定。mySAP ERPの次期バージョンと、Office次期バージョンのOffice 2007に対応し、採用管理、出張管理、分析、購入管理、営業活動管理機能を新たにサポート。言語は英語のほか日本語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語に対応する。

 両社はDuetの宣伝とマーケティングキャンペーンも共同で展開し、新しいWebサイトを立ち上げて製品情報を提供している。

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