らじろぐ、ポッドキャストの著作権侵害撲滅強化へ

コムズネットワークのブログサービス「らじろぐ」は、ポッドキャスティングでの「著作権」および「著作隣接権」を侵害する放送が増加傾向にあることを受け、撲滅のための新ルールを制定した。

» 2006年05月12日 19時18分 公開
[ITmedia]

 コムズネットワークが提供する、ポッドキャスティングに対応した無料ブログサービス「らじろぐ」は5月12日、「著作権」および「著作隣接権」の侵害行為撲滅活動強化に向けて、新たなルールを制定した。

 らじろぐでは最近、ポッドキャスティングを利用したサイト内放送において、著作権・著作隣接権を侵害するものが数多く見られるようになっているという。巡回チェックした事務局サイドからは、チャットやメールを利用して該当ユーザーに対し、注意を促していた。これまではユーザーの自主性に委ねたわけだが、違反行為が増加傾向にあるのが実情だという。

 今回制定された新ルールでは、事務局側が著作権・著作隣接権の侵害行為にあたる放送を確認した場合、まずはチャットやメールにて、当該放送が違反行為にあたる旨を告知する。次に告知後、一定期間または次回放送時に改善が見られない場合、「ブラック」とみなして、今後同サービス内でのいっさいの放送権利を停止するという。なお、チャットの場合は「らじろぐ運営事務局」というチャットネームを用いてログインする。この事務局アカウントを「強制退出」した場合は、無条件で「ブラック」とみなされるので注意が必要とのこと。

 さらに今後の対策として、「ブラックリスト」のらじろぐサイト内への掲載や、ユーザー有志によるモデレータの募集・活動(無償)なども検討しているという。これまでと同様に、違反放送・違反ブログを発見した場合には事務局へ一報してほしいとも呼びかけている。

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