W3C、モバイルコンテンツ対応言語「DIAL」のドラフト公開

DIALはデータ、スタイル、レイアウト、インタラクションをそれぞれ個別に記述して、携帯機器を含むさまざまなプラットフォームにWebコンテンツを適応させることを目指した言語。

» 2006年05月17日 08時06分 公開
[ITmedia]

 W3Cの作業部会は5月16日、Device Independent Authoring Language(DIAL)の初のワーキングドラフトを公開した。DIALはデータ、スタイル、レイアウト、インタラクションをそれぞれ個別に記述して、携帯機器を含むさまざまなプラットフォームにWebコンテンツを適応させることを目指した言語。

 幅広い機能を持った大量の携帯機器が利用されるようになった現在、ユーザーはデスクトップPCと同じレベルのサービスと情報を外出先でも利用できることを望んでいるとW3Cは解説。

 しかしWebデザイナーやキャリアにとっては、2500種類もの異なる携帯機器向けにどうやってコンテンツを作成するか、効率的かつユーザーにとって快適なやり方でどのようにコンテンツを配信するかといった課題が浮上しているという。

 DIALはこうした課題に対応するための言語で、「データ、スタイル、レイアウト、インターアクションをそれぞれ個別に記述すればコンテンツの柔軟性と適応性が高まる」という実証済みのアプローチを採用する。

 DIALの開発に当たっているW3CのDevice Independence作業部会には、Boeing、France Telecom、IBM、Nokia、Vodafoneなどが参加している。

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