マイクロソフト、システム運用管理製品群「System Center」を強化

マイクロソフトはITILに基づくシステム管理を実現するための運用管理製品群「System Center」ファミリのロードマップを明らかにした。

» 2006年05月23日 18時36分 公開
[ITmedia]

 マイクロソフトは5月23日、ITIL(IT Infrastructure Library)に基づくシステム管理を実現するための運用管理製品群、「System Center」ファミリを発表した。

 System Centerには、これまで「Microsoft Operations Manager」(MOM)の名称で開発が進められてきたサーバ管理ソフトや、クライアント管理システム「Systems Management Server」(SMS)の次期バージョンが含まれる。新たな名称はそれぞれ「Microsoft System Center Operations Manager 2007」「Microsoft System Center ConfigurationManager 2007」となる予定だ。

 またSystem Centerファミリの新製品として、「Microsoft System Center Reporting Manager 2006」日本語版を5月26日より発売する。Microsoft System Center Reporting Manager 2006は、SMSで管理しているシステムの構成情報とMOMで管理されるイベント/パフォーマンスに関する情報を統合し、レポートを作成する。価格はパッケージ版が44万300円、6月1日より販売されるOpen Businessライセンスは36万7000円。

 同ファミリにはほかに、データバックアップ/リカバリ機能を提供する「Data Protection Manager 2006」などが含まれる。

 マイクロソフトはさらに、System Centerファミリとして、ITサービスの稼働率や状態監視を行う「Operations Manager 2007」やシステム資産管理/展開管理を行う「Configuration Manager 2007」、小規模システムをターゲットとした「Essentials」、仮想マシン環境の運用管理を実現する「Virtual Machine Manager」といった製品群を、今後1年版の間に展開していく計画だ。

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