日立、BladeSymphonyの小型高集積モデルを発表

日立製作所は、同社のBladeSymphonyに小規模向けのシャーシを小型化させたBS320を発表。PCサーバ統合や小規模データセンターに向けた展開を強化する。

» 2006年06月01日 12時02分 公開
[ITmedia]

 日立製作所は6月1日、同社の統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony(ブレードシンフォニー)」のブレードサーバ新モデルを発表した。

 今回発表されたのは、小型高集積モデルの「BS320」。PCサーバ統合やデータセンターに適した製品として拡充されたもの。6Uのサーバシャーシには、サーバモジュール最大10台と、LANスイッチ、ファイバチャネルスイッチがそれぞれ2台搭載することが可能。さまざまなシステム構成をコンパクトに構築することができることが特徴となっている。

 また、BS320は1Uラックマウントサーバと比べて、最大約57%の省スペース化が実現できるという。総重量も1シャーシあたり最大98kgを実現しており、同等クラスのシャーシと比較して軽量化を図った。

 また、今回の発表に合わせて現行ブレードサーバハイエンドモデル「BS1000」にデュアルコアのXeonプロセッサーを搭載した新製品を発表した。従来と比べ、省電力でありながら処理速度の期待ができるとして、いっそうのコストパフォーマンスを強調している。また、これまでの200V電源に加え100V電源も用意することで多くのオフィス環境へと容易な設置を可能とした。

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