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» 2006年06月27日 12時00分 公開

Eclipse、プロジェクトの年次一斉アップデートを計画

Eclipse Foundationは6月30日に、Callistoというコードネームの下、オープンソースプロジェクトで開発された主要な10種類の技術をリリースする予定だ。

[Darryl K. Taft,eWEEK]
eWEEK

 木星の月が昇ろうとしている。

 といっても、Eclipse Foundationの話である。Eclipse Foundationは6月30日に、「Callisto」をリリースする。Callistoでは、Eclipseのオープンソースプロジェクトで開発された主要な10種類の技術が同時にリリースされる。

 Eclipse Foundationの執行ディレクター、マイク・ミリンコビッチ氏によると、来年6月にも同じ取り組みが実施され、さらに多くのプロジェクトのアップグレードをリリースする予定だとしている。来年のリリースは現在、暫定的に「Europa」と呼ばれている。CallistoとEuropaはいずれも、木星の衛星の名前である。

 「この取り組みを年1回実施する予定だ。現在、Europaという提案中のコードネームの下で2007年の一斉リリースの準備を進めている」とミリンコビッチ氏は話す。

 Eclipse Foundationでオープンソースプロセスとインフラを担当する技術ディレクター、ビョーン・フリーマンベンソン氏が、Europaという名前を提案した。今年の年次同時リリースの名前としてCallistoを提案したのも同氏である。

 「Callistoはイベントであり、パッケージではない」とミリンコビッチ氏は説明する。

 Callistoは主として、複数のプロジェクトを同時リリースに向けて調整することに主眼が置かれているが、Europaではさらに多くの要件が絡んでくる見込みだ。

 「来年には、新たな要件がプロジェクトに課せられるだろう。特にプロジェクト間の連携を重視した要件などが盛り込まれる予定だ」とミリンコビッチ氏は語る。

 「Eclipse Graphical Modeling Framework」プロジェクトの責任者を務めるBorland Softwareの技術者、リチャード・グロンベック氏によると、Callistoおよびそれ以降の取り組みの目標は、「第1はリリース日程を相互に調整すること、第2は相互運用性を改善すること、そして第3はプロジェクト間の連携を緊密化すること」だという。

 ミリンコビッチ氏は、EclipseのEuropaリリースには10件以上のプロジェクトが含まれる見込みだとしながらも、この取り組みへの参加は任意であるため、Eclipse Foundationが今年の秋に参加を募集するまでは、何件のプロジェクトあるいはどのプロジェクトが参加するか分からないと話す。

 しかし一部のプロジェクトでは、2007年に向けたリリースの準備がすでに始まったという。

 Eclipse Planning CouncilとEclipse Requirements Councilは今週、シカゴで会合を開き、来年の同時リリースの方法(参加要件など)について話し合う予定だ、とミリンコビッチ氏は話す。

 「Callistoというアイデアは元々、昨年6月に行われたEclipse Planning CouncilとEclipse Requirements Councilとの会合で提案されたものだ」(同氏)

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