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» 2006年07月05日 20時03分 公開

サン、2007年半ばまでにSolaris 10をXen対応に

Sun Microsystemsは、7月中にOpenSolarisで、また2007年半ばまでにSolaris 10でXenをサポートする計画だ。

[Peter Galli,eWEEK]
eWEEK

 Sun Microsystemsが、2007年半ばまでに「Solaris 10」で「Xen」仮想化技術をサポートする計画を進めている。

 Sunのオペレーティングプラットフォーム部門最高技術責任者(CTO)であるティム・マースランド氏は、6月27日、同社のサンフランシスコオフィスで開かれた仮想化に関する記者会見に出席し、Xen上で動作するコードのスナップショットを7月中にOpenSolarisに追加する予定だと述べた。このコードのDom0(Domain zero)は、Solaris Dom0を用いて32ビット版および64ビット版LinuxとSolarisをSomUとしてサポートするという。

 その後、4カ月間をかけてOpenSolarisをXenに完全対応させ、2007年前半をめどに、Sun自身がサポートする商用版Solaris 10での対応作業を完了させるという。

 Solaris 10におけるXenテクノロジーのサポートに関して、当初はSunとXenSourceが共同で行うことになるだろうとマースランド氏は話した。Sunはこうした機能改良についての専門知識を持っていることから、同社が取り組みの中心的な役割を担う。とはいえマースランド氏は、「はっきりしたことはまだわからない。今回の件については、話し合いを始めたばかりだ」と述べている。

 Sunは、ユーザーは仮想化に関して多様な選択肢が用意されていることを望んでいると考え、VMwareの製品や自身のコンテナ技術など、多くの仮想化技術をSolaris 10に実装している。

 「ユーザーは、これらの技術を併用したり組み合わせたりして活用し、ソフトウェアおよびハードウェア両方の仮想化を実現できる。どちらにも異なる特徴や利用法があるので、われわれは双方をサポートする必要があり、また双方を同時に使用できてこそ意味があると考えている」(マースランド氏)

 現在稼働しているSolaris 10システムの約30%がコンテナを利用しており、そのうち3分の1はSPARCを、3分の2はx86ハードウェアを用いているという。

 またSunは、多数のSolarisユーザーがVMwareの仮想化技術を使用している現状を受け、同社と協力して、Sunのプラットフォーム上でVMware製品が確実に動作するよう改善に努めていると話した。

 マースランド氏は、SunはXenSourceとも良好な関係を築いており、多くの取り組みや技術開発で協業していると説明する。

 XenSourceはVirtual Ironとともに、VMwareのESX製品と直接競合するオープンソース製品を開発中だが、旧型のハードウェア上で問題なく稼働するという点においては、右に出るものはない製品になるそうだ。また、SunがXenSourceと協力することによって、VMwareとの関係に悪影響が出たという事実はないと、マースランド氏は述べている。

 XenSourceやVirtual Iron、Microsoftの台頭によって、VMwareを取り巻く環境は厳しくなりつつあり、オペレーティングシステムの変更が不可能であることから、エンタープライズ分野でも苦戦が続いている。

 Windows Hypervisor技術は組み込みにより適しているという点で、またXenテクノロジーは価格面で、ハードウェア仮想化技術ベンダーであるVMwareにプレッシャーをかけていると、マースランド氏は指摘した。

 仮想マシンソフトウェアを提供し、Windows向けのHypervisorについても開発を進めているMicrosoftと比べ、こうした観点におけるSunの戦略はどう異なるのかという質問に対し、マースランド氏は、同社のアプローチはMicrosoftのそれとよく似ており、ハードウェアおよびソフトウェア双方の仮想化に取り組んでいると答えた。

 SunはMicrosoftと、自社のHypervisor技術や仮想化技術、Solarisなどに関する事柄を話し合っているという。

 Sunのシステムソフトウェアマーケティング担当ディレクター、クリス・ラトクリフェ氏は、10ギガビットイーサネットを仮想化して共有することや、40ギガビットおよび100ギガビットのインフラストラクチャを実現するための最適なネットワーク仮想化方法についても検討していると語った。

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