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» 2006年07月27日 18時45分 公開

昨日の敵は今日の友? 日本SGIとサンが協業を発表

日本SGIとサンは、コンテンツ・ライフサイクル・マネジメント・ソリューション分野における協業を発表した。日本SGIの和泉氏は両社の類似性を挙げ、この協業がまったく新しい価値の創造につながるだろうと自信を見せる。

[西尾泰三,ITmedia]

 日本SGIとサン・マイクロシステムズは7月27日、コンテンツ・ライフサイクル・マネジメント(コンテンツ総合管理)・ソリューション分野における協業を発表した。同協業は、日本SGIが提唱するコンテンツ総合管理ソリューション「SiliconLIVE!」のプラットフォームにサン製品を採用したアプライアンスサーバなどを提供するなど、エンタープライズ・コンテンツ環境の構築を実現するための市場を共同で開拓していくことが狙い。

末次氏と和泉氏。和泉氏は先日、可視化情報学会の新会長に就任するなどのアクションも起こしている

 記者会見の席上、日本SGIの代表取締役社長CEO、和泉法夫氏は同氏が常々提唱してきた「コンテンツが主役の時代」を改めて強調し、コンテンツの管理/運用を意識したシステムが求められると話す。そして、最高情報責任者、一般的にはCIO(Chief Information Officer)の役割が、そうした状況を見据えた「Chief Integration Officer」としての責任も求められるようになると述べた。

 日本SGIが掲げるコンテンツ・ライフサイクル・マネジメントのコンセプトである「SiliconLIVE!」については、こちらの記事などでその詳細に触れているが、一言で言うなら、同社がこれまで培ってきたコンテンツ/映像のハンドリングにおけるノウハウを体系化したものと言える。

 「単に(サンの)ハードウェアを扱う、といった内容の提携に思われるとつまらない」と和泉氏。今回、サンとの協業に踏み切った背景について、和泉氏は次のように両社の類似性を挙げ、両社の協業がまったく新しい価値の創造につながるだろうと述べた。

 「SGIは、インターネットの黎明期にその市場を席巻したが、それを奪い取ったのがSun(笑)。Webなどネット上のコンテンツの配信や流通において主導的立場を確立していく過程で培われたSunの技術は、Web2.0以降の世界においても中核となる。両社の協業により、マーケット作りが一気に進むのではないか」

 一方、サン・マイクロシステムズの代表取締役社長、末次朝彦氏も「企業のIT資産はハードウェアではなく、コンテンツである」と話す。そうした状況において、今回の協業は自社のソリューションアセットの強化につながると述べた。

 企業自らコンテンツを活用していくことが求められる時代にあって、コンテンツ・ライフサイクル・マネジメントがこれまで以上に求められる中、強力なタッグによるソリューションが期待される。

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