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» 2006年08月01日 17時41分 公開

ハッカーセキュリティ会議の主要テーマはVistaとrootkit (1/4)

Microsoftはこれまで開発した中で「最もセキュアなOS」としてVistaをアピールする予定だが、独立系研究者たちは、このハッカー会議が派手な製品デモの場と化してしまうことを危惧している。

[Ryan Naraine,eWEEK]
eWEEK

 Black Hat Briefings:Microsoftは、同社がこれまで開発した中で「最もセキュアなOS」としてVistaをアピールする予定だが、独立系研究者たちは、このハッカー会議が派手な製品デモの場と化してしまうことを危惧しているようだ。

 Microsoftにとって、8月1日と2日にラスベガスで開催されるハッカーセキュリティカンファレンス「Black Hat Briefings」は、Windows Vistaが「これまでで最もセキュアなOS」であるという自社の主張が検証される場となりそうだ。

 同社はこのカンファレンスで、Windows XPの後継OSとなるVistaに組み込む広範なセキュリティ機能を披露する考えだ。

 しかし、Microsoftの宣伝マシンが高速ギヤにシフトする一方で、独立系研究者たちは、この由緒あるハッカー会議が金持ちスポンサーのための派手な製品デモの場に堕落しようとしていると危惧している。

 カリフォルニア州アリソビエホにあるeEye Digital Securityでチーフハッキングオフィサーという肩書きを持つマーク・メイフレット氏は、「Microsoftの話から学ぶことは多くないだろう。彼らは基本的に、Vistaのデモを行い、このOSが壊れにくくなったことをIT専門家に示すために会議に参加するのだ」と話している。

 メイフレット氏をはじめとするBlack Hat Briefingsの常連たちにとっては、Vistaのセキュリティというテーマ(これについては丸1日にわたってトラックが予定されている)に関してMicrosoftを参加させることは、会議本来の意義をぼやけさせるものであるようだ。このカンファレンスは、物議を醸したゼロデイ実証コードやハッキングツールのリリース、斬新なソフトウェアクラッキング手法に関する議論、脆弱性の公開やプライバシー、防御メカニズム、業界トレンドなどをめぐる活発な論争などで知られている。

 メイフレット氏はeWEEKの取材で、「MicrosoftがどこまでVistaの宣伝するのか興味深いが、自分たちがどれほど素晴らしい仕事をしたのかというMicrosoftの自慢話を聞くために来場する人はいないだろう」と答えている。

 Microsoftはこの数年間、同社にとってセキュリティが最優先課題であることを世界に伝えるために惜しげもなく資金を投入してきたが、Black Hatでの登場は同社にとって厳しい試練となるかもしれない。同社では、豪勢なPalms Casinoホテルにセキュリティ研究者らを招待して行う感謝パーティーも予定している。

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