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» 2006年08月02日 05時19分 公開

IntelとAMDが繰り広げる省電力競争の盲点とは? (1/3)

プロセッサの開発競争は、その戦いの場を「消費電力当たりの性能」へと完全に変えてきている。しかし、IBMによれば、プロセッサの消費電力がサーバ全体のそれに占める割合は、30%に過ぎないという。

[浅井英二,ITmedia]

 社会全体で環境への意識が高まる中、その一員である企業も環境への配慮が求められている。7月中旬、データセンターの消費電力に関する調査の実施を環境保護庁に求める法案が米国下院で採決されたばかりだ。IT部門も例外ではない。

 プロセッサののマルチコア化もこうしたエネルギー効率改善に向けた取り組みを後押ししている。消費電力を抑えながらも性能を高めていくことができるからだ。クロック周波数を一直線に高めてきたプロセッサの開発競争は、ここへきてその戦いの場を「消費電力当たりの性能」へと完全に変えた。

 しかし、IBMによれば、典型的な1Uのラックマウント型サーバの場合、プロセッサの消費電力がサーバ全体のそれに占める割合は、30%に過ぎないという。

 「IntelとAMDが省電力を競っているが、それで節約できるのは一部に過ぎない」── IBMでBladeCenterの戦略を担当するディレクター、ティム・ダガティー氏は新しいOpteron搭載サーバの発表を翌日に控えた7月31日、ニューヨーク州ソマーズのキャンパスで各国のプレスにそう話した。

 下の円グラフを見ると分かるが、プロセッサが30%、メモリが11%、ハードディスクは6%であるのに対して、意外なことにAC-DC変換や冷却ファンを合わせたその他が44%に達している。

典型的な1Uサーバの部品別消費電力
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