IIJは、ネットワークの設定から管理、保守までを集中管理するマネージド型サービス「IIJ SMFサービス」の機能を拡張し、Winnyフィルタ機能などを追加する。
インターネットイニシアティブ(IIJ)は8月3日より、ネットワークの設定から管理、保守までを一元的に管理するマネージド型サービス「IIJ SMFサービス」の機能を拡張し、新たにWinnyフィルタ機能などを追加する。
IIJ SMFサービスは、IIJ独自の集中管理型ネットワークマネージメントシステム「SMF」(SEIL Management Framework)を基盤としたマネージド型のサービス。独自ルータの「SEIL」シリーズをネットワークに接続すると、設定・保守作業が自動的に行われる仕組みで、運用や管理の手間を省ける点がメリットだ。
今回の機能強化では、管理用のPPPoEアカウント設定機能が追加されるほか、DHCPでIPアドレスが割り当てられる他社ISPサービスに対応する。これまでIIJ SMFサービスは、同社のVPNサービスのほか、Bフレッツ/フレッツ・ADSL、アッカ・ネットワークスのADSL回線に対応し、主にインターネットVPN環境で利用できたが、これら2つの機能により、IP-VPNなどの閉域網やYahoo!BB、CATVなどの他社インターネット接続サービスでも集中管理を行えるようになる。
また10月には、サービスアダプタ(SEIL)上で、P2P型ファイル共有ソフト「Winny」の通信を検知、遮断する「Winnyフィルタ」機能を追加するほか、登録のない不正なPCからのアクセスを防ぐ「MACアドレスによるフィルタ」機能も提供する予定だ。
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