新Officeは、ユニファイドコミュニケーション強化が売りの1つだ。多岐にわたるコミュニケーション手段を統合して、企業における効率的な連絡の取り方を提案する。
プレゼンスを活用して、適切なコミュニケーション手段を――新たに登場する「the 2007 Microsoft Office system」では、ユニファイドコミュニケーションの強化が売りの1つだ。新Officeでは多岐にわたるコミュニケーション手段を統合して、企業における効率的な連絡の取り方を提案する。
「企業では、今からメールすると電話することがある。電話した相手が不在だと、メモを残してコールバックをもらう。これは生産性が悪くないか? 」マイクロソフト インフォメーションワーカービジネス本部の横井伸好本部長は、企業内のコミュニケーションにはまだまだ非効率が残されていると言う。
テクノロジーの進化はさまざまなコミュニケーションデバイスを登場させ、便利になったが、その半面コミュニケーションの複雑化という弊害を生んだ。新Officeでは、このようなデバイス主導のコミュニケーションから、人を中心とした本来のコミュニケーションの姿を取り戻そうと試みる。
中心となる概念は「統合」だ。各種コミュニケーション手段を統合し、シーンに合わせて最適な手段を選べるようにする。その要に据えるのが、プレゼンス機能だ。オンラインかオフラインかなど連絡相手の状態を確認できる機能だが、さまざまなOfficeアプリケーションから直接利用できるようなるという。
「マイクロソフトの強みはWindowsやOfficeといったフロントエンド。仕事で使い慣れたツールで違和感なくコミュニケーションを取れるようになる」(横井氏)
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