昭文社出資のリビット、ブログ貼り付けの地図に広告配信

リビットは、同社が運営するブログに地図を貼るサービス「chizumado(ちず窓)」に広告サービスを開始した。

» 2006年08月24日 08時10分 公開
[ITmedia]

 昭文社の100%子会社であるリビットは、同社が運営するブログに地図を貼り付けるサービス「chizumado(ちず窓)」を対象として、広告サービス「ちず窓ジャック」の提供を開始した。最近ではブログサービスやSNSなどでも地図を利用したサービスが増加傾向にあり(関連記事)、その中で広告をどう活用していくかはマーケティング課題の一つとなっている。

 今回提供が開始されたちず窓ジャックは、ちず窓で作成した地図画像やちず窓ビュー(本体)のデザインを、広告主(広告スポンサー)の独自デザインに変更することができるサービス。これまでは不向きとされていた全国チェーンなどのキャンペーン広告を、地域から地域への導線を確保しつつ、効果的に実施できる広告サービスであるとしている。

 ちず窓ジャックでは、ブログに表示させた地図画像に広告スポンサー専用のロゴを表示させたり、位置を示すアイコンを専用の意匠に変更することが可能なほか、表示させた地図をクリックすることで、広告スポンサーがデザインした「ちず窓」ビュー画面に遷移することができるという。

 遷移したちず窓ビューには、広告スポンサーの全国各地の店舗ポイントをインポートすることが可能、自社の店舗詳細ページへ誘導することもできる。これまでの地図サービスでは、表示されるのはあくまでも地図の範囲内だったのに比べ、ちず窓ジャックを利用すれば、自社の支店や関連会社などへと広げることができるのが特徴となっている。

 また、広告スポンサーが設定した自社サイトへのリンクなどをクリックすると従量制の課金対象となり、課金の一部は地図を自分のブログに貼ったちず窓ユーザーにポイントとして還元される。このポイントは、共通ポイントプログラムであるネットマイルと交換して、航空会社のマイレージや現金化、ケータイのポイント、電子マネーなどに交換することも可能となっている。

 同社では将来的に、ちず窓ジャックを商店街や地域の個店でも気軽に活用できるロングテール型のローカル広告サービスに発展させていく予定だという。

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