圧倒的な躍進を遂げるグーグル<前編>グーグルの躍進とマイクロソフトの転身 第1回(2/2 ページ)

» 2006年08月28日 08時00分 公開
[成川泰教(NEC総研),アイティセレクト]
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 一連の提携では、端末に内蔵されたブラウザで検索サイトとしてグーグルがデフォルトで設定されるようになるほか、一部の高機能型端末でインスタントメッセージ/VoIPソフト「グーグルトーク」を標準で装備する試みが始められている。ちなみに、それら3ベンダーが世界の携帯電話市場で占めるシェアは、実に50%を超える。

 こうした動きに呼応するように、グーグル以外のインターネットサービス企業もモバイルでのサービス拡大を積極的に進めている。例えば、検索と広告という主力事業でグーグルと争うヤフーは、端末ベンダーとの連携に関して同様の戦略を進めている(6月6日の記事インターネットサービスが拓く新世紀情報社会 第1回:ヤフーがけん引するメディア融合への流れ参照)(「月刊アイティセレクト」掲載中の好評連載「新世紀情報社会の春秋 第六回」より。ウェブ用に再編集した)。

なりかわ・やすのり

1964年和歌山県生まれ。88年NEC入社。経営企画部門を中心にさまざまな業務に従事し、2004年より現職。デバイスからソフトウェア、サービスに至る幅広いIT市場動向の分析を手掛けている。趣味は音楽、インターネット、散歩。


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