Intelが8月初めに公開したWi-Fiドライバの脆弱性を修正するパッチに不具合が存在。同社は修正版をリリースした。
Intelは、同社の「ProSet」ソフトウェアのバージョン10.5に関連した欠陥を修正するアップデートを発行する。このソフトウェアは、PCに組み込まれた同社のワイヤレスシステムのドライバに付属する。
Intelの広報担当者によると、この問題は、同ソフトウェアが利用するプロセスの1つがファイルハンドルを正しく解放しないというもので、その結果、大量のメモリが消費され、アプリケーションの動作が遅くなるという。
この問題に対する修正は、8月25日までに同社のWebサイトに掲載される。
Intelは8月2日、Centrinoチップ用バンドルソフトウェアの定期アップデートを発行し、3つのセキュリティ脆弱性に対するパッチを提供した。
3つの中で最も深刻な脆弱性は、攻撃者がリモートからノートPC上でコードを実行することを可能にするというもの。
8月2日のアップデートでセキュリティ問題は修正されたものの、今度はPCの速度低下につながる欠陥を引き起こすことになった。
この問題については、幾つかのセキュリティ関連サイトやブログ上で話題になった。
Intelの広報担当のアミー・マーティン氏は、「この問題はアップデートの発行後に見つかった。現在、修正作業を進めている」と述べている。
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