Novell、事業売却益の計上で減収増益

ストックオプション関連の内部調査が済んでいないことから、同社の決算は「暫定的なもの」としている。

» 2006年08月31日 07時49分 公開
[ITmedia]

 米Novellは8月29日、第3四半期(5〜7月期)の暫定的な決算を発表した。Linux事業の売り上げは伸びたものの、会社全体としては売上高は前年同期の2億5200万ドルを下回る2億4100万ドル。事業売却益の計上などの影響で、純利益は約1200万ドル(1株当たり3セント)と前年同期の約200万ドル(1株当たり0セント)を上回ったが、こうした一時的影響を排除した継続事業からの損益は、今期は300万ドル(1株当たり1セント)の損失となるという。

 事業別の売り上げでは、Linux事業が前年同期比30%増で1200万ドル、アイデンティティ&アクセスマネジメント事業が46%伸びて2600万ドルとなった一方、サーバ事業やNetWare事業の売り上げは19%減少している。

 Novellでは、ストックオプション付与に関する内部調査を開始しており、今回発表された決算にはその影響が未反映。正式な決算発表は内部調査が完了次第、提出するとしている。

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