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» 2006年09月14日 15時47分 公開

アラクサラが企業向け10Gスイッチを投入、スイッチもエコ化の時代へ

アラクサラネットワークスは、ミッドレンジクラスの10ギガビット対応スイッチ3モデルを投入。企業ネットワークのトリプルプレイ化を支えるという。

[堀見誠司,ITmedia]

 アラクサラネットワークスは9月14日、10ギガビットイーサネット(10GbE)対応の企業向けミッドレンジスイッチ「AX6300S/AX6700Sシリーズ」を発表した。AX6300Sは11月1日、AX6700Sは2007年1月5日より出荷を開始、OEMパートナーなどを通じて販売される。

 同シリーズは、企業の基幹ネットワークやサービスプロバイダのデータセンターでの利用に適したシャーシ型レイヤ3スイッチ。「企業システムの戦略的なICTへのシフトを見込んで、10GbEによる大容量化や音声、データ、映像の『企業内トリプルプレイ』に対応する仕様を盛り込んだ」(アラクサラネットワークスの和田宏行社長)。

AX6308S 10GBASE-Rを最大8ポート収容するAX6308S

 また、自律的なネットワーク管理を可能にするJavaライブラリによる管理API「ON-API」をサポートし、同社が配布するON-APIのSDKで開発された管理・設計ツールAX-Config-Masterと組み合わせるとVLANの構成変更などが容易になる。

 AX6300Sはこれまでのハイエンドスイッチの置き換えを狙う、高いポート密度を誇るスイッチ。10GbE×64または1GbE×192ポート収容可能なAX6308S、10GbE×32または1GbE×96ポート収容可能なAX6304Sの2モデルからなる。IEEE 802.1X/Web認証やMACベース認証VLANやuRPF(unicast Reverse Path Forwarding)といったセキュリティ機能を実装した。また、AX6700Sは性能を重視したコア(基幹)スイッチ仕様の製品で、1.15Tbpsのスイッチング容量を持つ。

 新しいAXスイッチのもう1つの特徴は、アラクサラの従来の省電力スイッチに比べ、使用ASICを集約して数を減らすことにより、消費電力をさらに45%抑えたこと。同クラスの他社製スイッチと比較しても、消費電力当たりのスイッチ処理能力が高いという。トラフィック量に合わせて通常電力モードと省電力モードを切り替えて運用することが可能だ。「シェーピングやバッファリング力、ショートパケット対応など、競合となるCisco Catalyst 6500と比べても遜色(そんしょく)のないパケット処理性能を出せる」と、マーケティング本部GL主任技師の倉本雅之氏は話す。

 最小構成時の価格は、AX6304Sが521万8500円、AX6308Sが576万4500円、AX6708Sが733万9500円から(いずれも税込価格)。アラクサラは3年間で約5000台の販売を見込む。

 なお同社は、従来のミッドレンジ〜ハイエンドモデルのスイッチを引き続き併売していく。その際、AX7800Sはキャリア向けとして売り分けるが、AX5400Sの販売については、ユーザーネットワークの大容量化が進むに伴いAX6300Sシリーズに収れんしていくだろうとしている。

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