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» 2006年10月18日 07時00分 公開

クライアントセキュリティ大作戦!:シマンテックの牙城は揺るぐか?――激戦のセキュリティソフト市場 (3/3)

[大河原克行,ITmedia]
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ジャストシステムとマイクロソフトの動きはいかに

 今後の市場動向を探る上で見逃せないのが、ジャストシステムの動きだろう。

 ロシアのカスペルスキー研究所が開発した「Kaspersky(カスペルスキー)Internet Security 6.0」を発売。個人ユーザーをターゲットに販売する。

 出荷開始が11月であることから、まだ数字には表れていないが、一太郎やATOKで実績を持つ同社が、今後、セキュリティソフト市場において、どれだけのインパクトを与えることができるのかが注目される。「機能的な優位性を理解していただけるユーザーをターゲットにしたい。まずは年間25万本、シェア5%を目指す」(ジャストシステム・浮川和宣社長)という。

Kaspersky Labsのユージン・カルペスキー代表とジャストシステムの浮川社長

 最後に、マイクロソフトはどう動くのだろうか。

 マイクロソフトは、Windows Vistaにおいて、セキュリティ機能を強化。さらに、「Windows Live OneCare」といった製品を用意しており、セキュリティ分野に本格的に参入する可能性が指摘されている。

 先頃、マイクロソフトは、Windows部門にセキュリティ関連チームを統合すると発表。これにより、セキュリティ製品の開発をより戦略的に進めることができる体制とすることを明らかにした。

 また、日本においても、10月17日から、Windows Live OneCareのβ版を無償提供。「自動更新により、PC利用者が常に快適な環境でPCを利用できるよう、セキュリティ+PCメンテナンスを1つにまとめて提供する統合型ソフトを体験してほしい」(同社)と語る。

 マイクロソフトの動きが、今後、セキュリティソフトウェア市場に大きな影響を与えることは間違いない。

 既存のセキュリティベンダー各社にとっては、いよいよ最大の競合があらわれたといえよう。

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