PBXいらずの企業向けIP電話サービスが開始

エニーユーザーは10月18日、中堅・中小企業向けにビジネス電話と同等の機能を提供するASP型のインターネット電話サービス「のぞみ電話」を開始した。

» 2006年10月18日 20時12分 公開
[ITmedia]

 エニーユーザーは10月18日、中堅・中小企業向けにビジネス電話と同等の機能を提供するIP電話サービス「のぞみ電話」を開始した。ターゲットは中小規模の事業所のほか、チェーン店舗、期間限定のイベント会場など。2006年度末までに2万回線の契約獲得を目指す。

 エニーユーザーは、インターネットを利用したIP電話サービスやVoIPゲートウェイなどIP電話関連の製品・サービスを販売する企業。のぞみ電話では、同社がIPセントレックスシステムをASPサービスの形態で提供する。専用の電話機を使うことにより、保留、不在転送、代表電話設定、三者通話といったビジネスフォンの内線機能をIP電話サービスで実現するのが特徴。

画像 固定IP電話機「P104SPW」
画像 無線IP電話機「P204S」

 IP電話機として、固定と無線(IEEE 802.11b/g対応)2種類の端末を利用可能。交換機能を提供するSIPサーバなどのバックエンドシステムはエニーユーザー側が運用するため、企業内に構築する必要がない。ただし、インターネットへの足回り回線や有線/無線LAN環境は別途用意する必要がある。

 拠点間やのぞみ電話ユーザー間の通話料金は無料。一般固定電話および他社050番のIP電話への通話は全国一律で3分間8.4円、携帯電話への通話は1分間16.8円となる。月額の利用料金は、内線5回線までが1575円、20回線までが1365円、それ以上が1050円。そのほか、IP電話機の導入費用と2100円の初期費用が必要。

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