検出した異常をより詳細に分析、沖電気のトラフィック監視システムが機能強化

沖電気工業は、外部セキュリティ製品との連携機能を加えた異常トラフィック監視システムの新バージョン「Secure Traffic Probe Ver2.5」を発表した。

» 2006年10月25日 19時59分 公開
[ITmedia]

 沖電気工業は10月25日、企業ネットワークを流れる異常トラフィックを監視、検出する監視システムの新バージョン「Secure Traffic Probe Ver2.5」を発表した。

 Secure Traffic Probeは、ネットワーク状況をリアルタイムに解析し、ワーム感染や機器の故障などに起因する異常な通信を検出、警告するシステム。ネットワークを監視する「プローブ」と、そこで収集したデータを基に分析を加える「マネージャ」から構成されている。

 新バージョンでは、ファイアウォールやIDS/IPSといった外部のセキュリティ機器との連携機能が追加された。セキュリティ機器で異常通信を検知すると、Secure Traffic Probeが自動的にそのときのネットワーク状態を保存し、詳細な監視を行うことができる。

 また、障害/異常発生時の通信内容を簡単に可視化する「事後分析機能」も追加された。蓄積した過去のデータの中から分析に必要な情報のみを効率的に抽出し、より簡単に詳細分析を加えることができる。また、指定した期間のアラートだけを抽出するアラートサマリー機能も追加された。

 Secure Traffic Probeの価格は、100Mbps回線に対応したプローブ装置のスタンダードモデルが162万円から、マネージャ装置は250万円から。

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