IBM、スペインのバルセロナに新興企業支援センターを開設

IBMは、約10年前から世界各国に設立している「IBM Innovation Center」を、スペインのバルセロナにも建設。現地の新興企業や独立系ソフトウェアベンダーを支援する。

» 2006年11月16日 07時55分 公開
[ITmedia]

 米IBMは11月15日、スペインのバルセロナに「IBM Innovation Center」を開設すると発表した。スペインおよびポルトガル国内の新興企業、ソフトウェアデベロッパー、独立系ソフトウェアベンダーなどによる、新しいアプリケーションやサービス開発を支援するのが目的。

 同社は昨年、Innovation Centerの設立10周年を迎えた。2センターで始めたのが、現在では33センターまで拡大している。

 European Information Technology Observatory(EITO)によると、スペインは欧州のIT市場規模で英国を抜きつつある。今年の欧州のIT投資額は6440億ユーロで、前年比3.1%増が見込まれているが、スペインは4.2%増となる見通しという。

 IBMはまた、欧州のベンチャー企業と緊密な関係を構築するための「European Venture Capital Center」(EVCC)の新設を発表。最近では、来年アイルランドにもInnovation Center設立を計画していることも発表している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ