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» 2006年12月15日 07時00分 公開

ITワーカー供給ひっ迫が米国のIT雇用の拡大の足かせ――NACCBの調査報告

IT人材派遣/ソリューション業界団体のNACCBによると、IT求人市場は堅調に成長してきたが、供給のひっ迫がこれ以上の成長の妨げになっているという。

[Deborah Rothberg,eWEEK]
eWEEK

 IT業界の雇用情勢は10月に1年強ぶりに悪化したものの、11月には回復した。バージニア州アレクサンドリアに本部を置くIT人材派遣/ソリューション業界団体のNACCB(National Association of Computer Consultant Business)が12月12日に公表した報告書で、このような状況が明らかになった。

 IT雇用は11月に5300人の増加となり、米国のITワーカーの総数は350万人を超えた。同報告書によると、2005年11月以来、IT雇用は13万2000人(4%弱)余り増加した。

 「前年同期と比べてIT雇用が4%近く増加したというのは素晴らしい状況だが、この数字だけでは、ITプロフェッショナルに対する需要の強さを十分に伝えることはできない。多くのIT職種の失業率は労働力全体で最も低い水準にあり、実質的に完全雇用が達成されている。高需要のスキルセットの分野でITプロフェッショナルの供給が多ければ、全体的なIT雇用状況はさらに改善されるだろう」――NACCBのマーク・ロバーツCEOは発表文の中でこのように述べている。

 NACCBによると、IT求人市場は堅調に成長してきたが、供給のひっ迫がこれ以上の成長の妨げになっているという。「IT人材派遣企業のサービスへの強い需要を反映して、IT人材に対する需要は高く、企業はプロジェクト単位であっても社内のリソースから必要なスタッフを確保するのがいっそう難しくなっている」と報告書は指摘する。

 また、企業各社は社内スタッフの補充やプロジェクト全体のアウトソーシングでITサービス企業を利用するようになってきた。

 NACCBの「IT Employment Index」(IT雇用指標)は米国労働統計局のデータに基づき、毎月改訂されている。

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