HPがProLiantで「中堅/中小企業を元気に」、サーバ半額のキャンペーンも

日本HPは1月10日、中堅/中小企業向けの販売拡大に向け、体制強化やキャンペーンなどの施策を発表した。

» 2007年01月10日 17時33分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカードは1月10日、中堅/中小企業向けのサーバ販売を強化する方針を明らかにし、幾つかの施策を発表した。販売体制を強化するほか、国産アプリケーションベンダーの支援などを通じてソリューションの開拓を進め、国内ベンダーが強力なこの市場でのシェア拡大を狙う。

 「日本が元気になるには、大企業だけでなく中堅/中小企業の活性化が鍵。日本HPでは、ITにおける大企業と中堅/中小企業の格差をなくし、イノベーションを浸透させていくための施策を打っていく」(同社執行役員、エンタープライズストレージ・サーバ統括本部長の松本芳武氏)

 同社はこれまで、大企業向けに直販を行う一方で、中堅/中小企業の販売はパートナー頼みの部分が大きかった。新たに「顧客と直接のコンタクトをとる」(松本氏)ことを目的に、これまで大企業向け営業を担当してきた「エース級」の人材を投入。従来の2倍に当たる数十名規模で中堅/中小企業向け販売を進める。既存パートナーとは、商談後の納入の部分で協力する形だ。

 同時に、中堅/中小向けにフィットするソリューションが少なかったという声を踏まえ、国産ベンダーの支援体制を強化していく。マイクロソフトとともに進めてきたパートナー支援プログラム「FLP(Frontline Partnership)」のほか、サイジング用ツールや提案のひな形などを提供し、アプリケーションベンダーによる製品開発/検証を支援する。すでに20社ほどと話し合いを進めているという。

 さらに、IAサーバのエントリモデル「HP ProLiant ML110」「同ML150」の本体および内蔵オプションを、2007台限定で半額で提供するキャンペーンを展開し、購入を後押ししていく考えだ。「中堅/中小企業に元気を付けてほしい」とインダストリスタンダードサーバ製品本部長の上原宏氏は述べ、2007年度は中堅/中小企業向けの売り上げ30%増を目指すとした。

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