内部統制支援機能を強化した「純国産」ID管理ツール

エクスジェン・ネットワークスは、アクセス権情報のログ機能などを強化したID管理ツール「LDAP Manager Version 3.8」を24日に発売する。

» 2007年01月15日 10時54分 公開
[ITmedia]

 国産のユーザー認証システムベンダーであるエクスジェン・ネットワークスは1月15日、アイデンティティ(ID)統合管理ツールの新バージョン「LDAP Manager Version 3.8」を発表した。24日より発売を開始する。

 LDAP Managerは、LDAPサーバをメタディレクトリとして利用し、ユーザーIDの追加・削除やパスワード変更といったアカウント管理を一元的に行えるID管理ツール。LDAPサーバはSun Java System Directory ServerやOpenLDAPといった主要なLDAPサーバに対応する。Active DirectoryやLotus Domino、またはODBCやCSVファイル出力などでの自動データ連携機能を備えており、各種プラグインを用意することでシステム連携部分をカスタマイズすることなく設定で対応できる。海外ベンダーの製品よりも低価格で、導入後のシステム変更に柔軟に対応できる点が特徴。

 新バージョンの主な機能は、LDAPサーバ上ですべての操作履歴をログとして残せる機能を搭載したこと。アクセス権設定情報の更新履歴を日時や操作者の情報と併せて記録することが可能で、内部統制対策としての監査証跡管理に役立つ。また、新たに管理用クライアントにWebインタフェースを採用し、セキュリティ機能強化やパフォーマンス向上などの改良も行った。

 価格は、250ユーザーまでの基本ライセンスで78万円(税別)。

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