IEの“ツールバー”を自分好みへ(後編)Windows Liveが魅せる次世代マッシュアップ(1/5 ページ)

インターネットをより使いやすくするテクニックとしてブラウザのカスタマイズがあるが、「ツールバー」の活用は密接な関係にある。サイト表示の制御を始め、ウィンドウ表示の制御など、より使いやすくするテクニックが用意されているのだ。

» 2007年01月18日 08時00分 公開
[大澤文孝,ITmedia]

 マイクロソフトが新たなプラットフォームと位置付けるWindows Live。そのサービスで提供されるブラウザの拡張機能の1つが、「Windows Live Toolbar(以下、Live Toolbar)」だ。

 Live Toolbarを使うと、ツールバーから、Windows LiveやWindowsデスクトップサーチを使った検索ができるようになる。しかし、Live Toolbarの機能は、検索だけではない。

 オンライン・ムックPlus「Windows Liveが魅せる次世代マッシュアップ」の一部として連載を続けているこの記事だが、これまでにはLiveプラットフォームとして「Liveガジェット」についても連載している。今回紹介するLive ToolbarとLiveガジェットはLiveプラットフォームとして密接な関係にあり、それぞれがマッシュアップをするコンテンツとして考えられている。

 なお、このオンライン・ムックPlusでは、“Liveガジェットのアイデア募集”を行っている。読者から寄せられたアイデアは、本特集上で優秀作やアイデア傾向などを紹介していく予定だ。

 この記事の前編では、Live Toolbarの概要から具体的なカスタマイズ方法までを紹介した(関連記事)。後編となる今回は、さらに実用的なノウハウとして、幾つかのサンプルを挙げていこう。

検索機能付きのボタンを作る

 カスタムボタンでは、検索ボックスに入力された語句をURLに埋め込んで表示させることもできる。そのための設定が[検索機能の追加(オプション)]だ。

 この機能は、検索ボックスで入力された語句をURLの一部に埋め込むことで動作する。

 この機能でポイントとなるのは、実際に利用するために、検索先のURLがどのような書式で構成されているのかを知ることだ。

検索してURLの書式を調べる

 ここでは、Wikipedia日本語版から語句検索の例を示す(関連リンク)

 まずは、URLの書式を調べるために適当な検索語句で検索し、そのときにWebブラウザの[アドレス]欄に表示されるURLを確認する。

 例えば、Wikipedia日本語版で、語句「テスト」を検索すると、次のようなURLになる。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E5%88%A5:Search?search=%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88&fulltext=%E6%A4%9C%E7%B4%A2

 同じく、語句「テストテスト」を検索してみると、次のようなURLになることが分かる。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E5%88%A5:Search?search=%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88&fulltext=%E6%A4%9C%E7%B4%A2

 この結果から、検索語句によって変化している部分は、「search=」の部分であることが予想できる。つまり、ここに検索語句を埋め込めばよいわけだ。

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