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» 2007年01月23日 17時16分 公開

インフォテリア、新アライアンス「@WARP」で狙うもの

オープンスタンダードに対応することで、個々の製品は“つながるはず”と誰もが考えるようになった。しかし、企業が切に求めるものは、多くの製品との接続可能性ではない。サポートまでを期待した実証だという。

[ITmedia]

 インフォテリアは1月23日、同社のEAIソフトウェアであるASTERIAシリーズのラインアップ「ASTERIA WARP」「ASTERIA ARMS」「ASTERIA Lite」の出荷を発表した(関連記事)

 これに合わせ都内では会見が行われ、同社の平野洋一郎代表取締役社長は冒頭で同社の動向を語った。ASTERIAは2006年末で300社への導入実績を記録。そして、2006年現在で、EAI市場でのシェア第1位を獲得をしていることを強調した。

 また、ASTERIA以外の取り組みについても触れ、ソーシャルカレンダー「c2talk」は1万6000名のユーザーを記録していること、そしてSaaSで提供されるビジネストピックマネジメント「Topika」の先進性、現在、研究開発段階であるConetを利用した「Linger」について触れた。なお、同社の売り上げ割合についても紹介があり、製品ライセンスと保守が売り上げの85%を占めていると言い、XML教育が10%、個別対応のプロフェッショナルサービスが5%だという。

 そして、ASTERIA ARMS、ASTERIA WARP、ASTERIA WARP Liteのパッケージ出荷によって、今後は廉価なEAI構築が可能になることを強調した。新生ASTERIAシリーズでは、既報のようにESP(Enterprise Service Pipeline)をキーワードとした連携実現がポイントとなっており、社内にとどまらず社外とのデータ連携実現が狙いとなっている。今後は、コンシューマを中心に広がりを見せているWebアプリケーション連携がエンタープライズでも、XMLによって柔軟に実現できるものとしている。

@WARPは先進でありながら保証を行うもの

 新たなサービスとなる「@WARP」については、平野氏からは発表背景が語られた。

 現在のIT動向として、独自の技術は減少傾向にあるが、例えば、オープンなWSDLを公開しているからサポートする製品間は「つながるはず」といった可能性を語ることが多くなったという。しかし、本当につながるのだろうか? といった疑問を払しょくするためには、さらに一歩進んだサービスが望まれていたはずだという。

 「ユーザーは、すべてがつながることを望んでいるのではなく、技術的に可能であっても、ベンダーサポートが期待できるのだろうか? といった心配をなくしたいはず」と平野氏。@WARPでは、24社26製品が技術的につながるというだけでなく、サポートまで行うことを保証する。

 26製品の中には、WebSphere PortalやDB2 V9.1、Lotus Notes/Domino、xfy、mySAP ERPなどが並んでいる。今後も対応製品数は増えていく傾向にあると言い、プレスリリースには各社からのシステム連携についてのコメントが寄せられた。また、主に国内ベンダーによる協業が多いが、今後は海外とのかかわりも深めていくという。

 なお、インフォテリアでは、7月10日に東京国際フォーラムで「@WARPカンファレンス」を開催する。このカンファレンスでは、ASTERIAシリーズを始め、@WARPについて広く報じる機会となるだろう。

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