ガジェットアイデア募集、その傾向から見えたものWindows Liveが魅せる次世代マッシュアップ(1/2 ページ)

3月まで募集中のLiveガジェットアイデア募集。読者から寄せられたアイデアには、ガジェットとマッシュアップの現状を垣間見るものが多かった。

» 2007年01月24日 09時52分 公開
[森川拓男,ITmedia]

 オンライン・ムックPlus「Windows Liveが魅せる次世代マッシュアップ」では、その企画の一環として、Windows Liveガジェットアイデア募集を行っている。3月まで募集中だが、これまでに寄せられた意見を紹介し、ユーザーが求めるガジェットの傾向を考察していく。これからアイデアを送っていただく際の参考にもしてほしい。

Liveガジェット利用率は過半数

 1月13日現在、Windows Liveガジェットアイデア募集には多数のアイデアが寄せられている。複数のアイデアを送ってくれた人もいるため、アイデア数はかなりの数に上る。年齢から見ていくと、7歳の小学生から51歳の派遣社員までと幅広い。エンタープライズチャンネルだけからの誘導ではないため、このような幅広い傾向が得られたものだと推測ができる。

 まず最初に、Windows Liveガジェットアイデア募集の中から、質問1の「Liveガジェットを使ったことがありますか?」を見てみよう。

 アイデア募集ということもあり、高い利用率かと思われるが、「はい」と回答したのは過半数を若干超える53%となった。残りは、別のガジェット利用者か、まだガジェットを利用していないという統計だ。

 質問3にある「普段お使いのガジェットはありますか?」の結果では、その傾向がさらに見えてくる。この質問については、代表的な7種類のガジェットから選択するか、含まれない場合は記述してもらうようにした。もちろん、1人で複数のガジェットを利用するケースもあるため、可能な限り使ったことがある傾向が分かるはずだ。

 この結果から分かったのは、かなりの話題にはなったものの、「Yahoo!ウィジット(ヤフー)」の利用者がいなかったことだ。

 また、ほかを大きく引き離してかなりのユーザーに使われていたのが「Google デスクトップ ガジェット(Google)」である。次が「Windows Liveガジェット(マイクロソフト)」。そして、「Windows Vista サイドバーガジェット(マイクロソフト)」、「TypePad ウィジット(シックス・アパート)」「MacOS X ダッシュボード(アップル・コンピュータ)」と続いた。ほかにも「Opera Widgets(オペラ)」を利用しているというユーザーもいた。

 こうして見ると、Google デスクトップ ガジェットが先んじており、Windows Liveガジェットは様子を見ているような形だろうか。この利用ユーザーを増やすために何が必要かといえば、「使ってみたい」キラーガジェットがあるかどうかであるといっても過言ではないだろう。そして、使いやすく、日ごろ目に触れやすい環境提供だ。

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