CAのPC向けバックアップソフトに脆弱性

CAは、PC向けバックアップソフト「BrightStor ARCserve Backup」などの脆弱性修正パッチを公開した。

» 2007年01月25日 12時30分 公開
[ITmedia]

 CAのPC向けバックアップソフトで複数の脆弱性が発見され、影響を受ける各製品とバージョンについて修正パッチが公開された。

 仏FrSIRTが1月24日公開したアドバイザリーによれば、この脆弱性を悪用されるとDoSを誘発されたり、システムを完全に制御されてしまう恐れがある。各種サービスで細工を施したリクエストを処理する際のバッファオーバーフローが原因で、攻撃者がアプリケーションをクラッシュさせたり、任意のコマンドをシステム権限で実行することが可能になる。

 脆弱性が存在するのは、BrightStor ARCserve Backup for Laptops and Desktops r11.1 SP1/r11.1/r11.0と、BrightStor Mobile Backup r4.0。スイート製品ではCA Desktop Protection Suite r2、CA Business Protection Suite r2、CA Business Protection Suite for Microsoft Small Business Server Standard Edition r2/Premium Edition r2、CA Desktop Management Suiter11.0/11.1が影響を受ける。

 FrSIRTのリスク評価は4段階で最も高い「Critical」となっている。

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