地図とオンラインOSの関係(前編)Windows Liveが魅せる次世代マッシュアップ(4/5 ページ)

» 2007年02月15日 08時00分 公開
[大澤文孝,ITmedia]
リスト2■東京駅を地図中心に設定する

function InitMap()
{
  map = new VEMap('mapArea');
  map.LoadMap();
  <!-- 下記は、東京駅の緯度/経度 -->
  var lat = new VELatLong(35.6811, 139.76709);
  map.SetCenterAndZoom(lat, 15);
}

 なおここでは、SetCenterAndZoomメソッドを使って表示したが、VEMapのコンストラクタ引数で、初期位置を設定することもできる。また、ナビゲートコントロールの表示の有無や、初期表示で航空写真を表示するといった設定も可能だ。このような各種の操作は、VEMapオブジェクトのメソッドを通じて行えるため、「Map Control Class Reference」を参照してほしい。

画面3■東京駅周辺の地図を表示

地図検索する

 Virtual Earth Map Controlでは、緯度/経度で表示するだけでなく、検索機能もサポートされている。検索をするためには、FindLocationメソッドを用いる。

 メソッドによる検索は非同期だ。つまりメソッドを呼び出すと、結果を待たずに次行の処理へと進む。このため、検索結果はメソッドの戻り値として得られるのではなく、コールバック関数の引数として得られる。

・FindLocationメソッド

 見つかった場所は、地図の中央に表示される。幾つかの候補がある場合には、候補から選ぶためのポップアップが表示される。

 選択候補を表示するポップアップは、ShowDisambiguationDialogメソッドをfalseとして呼び出しておくと、抑制することができる。またDisambiguationCallbackプロパティでコールバック関数を定義することで、表示をカスタマイズすることも可能だ。

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